
アイちゃん、この前の書籍記事でエリオット波動の3つの鉄則は頭では理解できたんだけど、実際にチャートに描いてみないとピンとこないんだよなぁ。難しそうだし、本当に僕でもできるのかな…

Jさん、心配は無用です。TradingViewを使えば、3ステップ、約10分でエリオット波動をチャートに描画し、パターンを確認できるようになります。やってみれば簡単ですよ。今回はその具体的な手順を解説していきます。

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- 📝 区分:🔍 ツール実践
- 👤 執筆:Jさん(Jさん・投資勉強中)
- 📅 投稿日:2026年2月27日 / 🔄 最終更新:2026年5月3日
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TradingViewとは?なぜエリオット波動分析に使うのか
📚 この記事のテーマをまとめた完全ガイド: TradingView完全攻略|ゼロから始めるチャート分析と売買ルール作りの全て
テクニカル分析の落とし穴
テクニカル分析は、過去の価格データから将来の動きを予測する手法ですが、その解釈は分析者によって多様であり、唯一絶対の正解はありません。特にエリオット波動理論のような複雑な分析手法では、異なるカウントが複数存在するケースも珍しくありません。分析ツールが示すサインを鵜呑みにせず、常に多角的な視点を持つことが重要です。
TradingViewは、世界中の投資家やトレーダーが利用する高機能なチャート分析ツールです。無料版でも十分な機能が提供されており、ウェブブラウザ上で手軽にアクセスできます。
株式、FX、仮想通貨など、幅広い金融商品のチャートをリアルタイムで確認できるだけでなく、多様なテクニカル指標や描画ツールが搭載されています。
エリオット波動分析にTradingViewが最適である理由は、その直感的な描画ツールとフィボナッチ比率の自動計算機能にあります。
特に、エリオット波動専用の描画ツールを使えば、波動のカウントを視覚的に行いながら、同時にフィボナッチ比率も確認できるため、分析の精度を大きく向上させられます。複数の時間軸を簡単に切り替えられる点も、フラクタル構造を確認する上で非常に便利です。
所要時間:約10分
難易度:初心者でも簡単
TradingViewを使えば、誰でも視覚的にエリオット波動の分析を始められます。
事前準備
TradingViewは、アカウント登録なしでも一部の機能を利用できますが、描画したチャートを保存したり、より多くの機能を使うためには無料アカウントの登録をおすすめします。
登録はメールアドレスとパスワードを設定するだけで数分で完了します。
TradingViewの無料アカウントでも、今回紹介するエリオット波動の描画ツールやフィボナッチリトレースメントは利用可能です。さらに高機能なチャート分析や豊富なインジケーターを使いたい場合は、有料プランへのアップグレードも検討してみてください。プロのトレーダーも愛用する高機能チャートは、投資判断の質を大きく向上させてくれるでしょう。
実装手順
それでは、実際にTradingViewを使ってエリオット波動を描画し、3つの鉄則を確認してみます。Jさんでも迷わないように、具体的な操作手順を、順を追って見ていきましょう。
ステップ1:TradingViewで銘柄チャートを開く
まずは、分析したい銘柄のチャートをTradingViewで表示させましょう。
1. TradingViewにログイン(またはゲストとしてアクセス)します。
2. 画面上部にある検索窓(通常は虫眼鏡アイコンの隣)をクリックします。
3. 分析したい銘柄のティッカーシンボル(例: 日経平均なら NIKKEI、ドル円なら USDJPY)を入力します。
4. 候補リストから、分析したい銘柄と取引所(例: 東証、CMEなど)の組み合わせを選択し、クリックします。
5. 銘柄のチャート画面が表示されれば成功です。
チャート画面が開いたら、まずは画面上部の時間足表示が日足(1D)になっていることを確認しましょう。初期設定は様々ですが、まずは全体像を把握するために日足から始めるのがおすすめです。
ステップ2:エリオット波動描画ツールで波をマークする
次に、エリオット波動の描画ツールを使って、チャートに波を視覚的に描いていきます。
1. チャート画面の左側にあるツールバーを探します。
2. ツールバー内の上から3番目、または4番目に位置するフィボナッチツール群のアイコン(通常は横棒に扇のようなマーク)をクリックします。
3. 展開されるメニューの中から、「エリオット・インパルス波 (5)」または「エリオット・修正波 (3)」を選択します。
推進波を描く場合はインパルス波を、修正波を描く場合は修正波を選びましょう。今回はまず推進波を描いてみます。
4. 「エリオット・インパルス波 (5)」を選択したら、チャート上で第1波の始点(トレンドの始まり)をクリックします。
5. 次に、第1波の終点をクリックします。
6. 続けて、第2波の終点、第3波の終点、第4波の終点、第5波の終点を順番にクリックしていきます。
7. すべての波の終点をクリックし終えると、チャート上に「1, 2, 3, 4, 5」と番号が振られたエリオット波動が描画されます。
エリオット波動の描画では、第2波が第1波の始点を割り込まないという鉄則が非常に重要です。描画しながら、このルールが守られているか意識してポイントをクリックしてみましょう。もし割り込んでしまうようなら、それは波のカウントが間違っている可能性が高いです。
インパルス波(推進波)とは、トレンドの方向に沿って進む「5つの波」のこと。修正波とは、トレンドに逆行する「3つの波」を指します。まずはインパルス波から練習しましょう。
ステップ3:フィボナッチリトレースメントで波の比率を確認する
エリオット波動の分析において、フィボナッチ比率は波の妥当性を測る上で非常に重要なツールです。
1. ステップ2でエリオット波動が描画されたチャートが目の前にある状態から始めます。
2. 再び、チャート画面の左側にあるツールバーのフィボナッチツール群アイコンをクリックします。
3. 展開されるメニューの中から、「フィボナッチ・リトレースメント」を選択します。
4. まず、第1波の始点をクリックし、そのまま第1波の終点までドラッグして指を離します。
すると、第1波に対する戻りの比率(例: 38.2%、50%、61.8%など)を示す水平線が自動的に表示されます。
5. 同様に、第3波の始点から終点までドラッグし、その後の第4波の戻りを確認します。
6. これらの比率が、エリオット波動理論で一般的に言われる黄金比率(0.382、0.5、0.618、1.618など)に近い値になっているかを確認しましょう。
第2波は第1波の38.2%、50%、または61.8%付近まで戻ることが多く、第4波は第3波の38.2%程度まで戻ることが多い、というセオリーがあります。描画した波がこれらの比率に近い場合、そのエリオット波動のカウントは妥当性が高いと判断できそうです。

おお、数字で比率が自動で出るのは分かりやすいな!これなら、感覚じゃなくてデータで判断できるじゃないか!
ステップ4:異なる時間軸でフラクタル構造を確認する
エリオット波動の最大の魅力の一つは、フラクタル構造(自己相似性)です。異なる時間軸で同じパターンが繰り返されることを確認しましょう。
1. ステップ3でエリオット波動とフィボナッチリトレースメントが描画されたチャートが目の前にある状態から始めます。
2. 画面上部の時間足選択ドロップダウンメニュー(通常は「1D」などと表示されている部分)をクリックします。
3. メニューから「1時間足」や「15分足」など、より短い時間軸を選択します。
4. 時間軸を切り替えると、描画された大きなエリオット波動の中に、さらに小さな「5波3波」のパターンが繰り返し現れていることが確認できるはずです。
5. 逆に、「週足」や「月足」に切り替えて、今描いた5波が、さらに大きなエリオット波動の一部になっているかを確認してみましょう。
このフラクタル構造を理解することで、今見ている波が相場の全体像のどこに位置するのかを把握できます。例えば、短期的な下落が、長期的な上昇トレンドにおける第2波や第4波の修正局面だと分かれば、狼狽売りを防ぐことに繋がるでしょう。
フラクタル構造とは、どの部分を拡大しても全体と似た形が現れる性質のこと。雪の結晶や海岸線の形が有名ですが、相場もこの性質を持っているため、異なる時間軸でもエリオット波動のパターンが観察できるのです。
Jさんが実際にやってみた結果

TradingView、最初は難しそうって思ったけど、教えてもらった通りにクリックしていったら、ちゃんとエリオット波動が描けたよ!特にフィボナッチ・リトレースメントで比率を見たときは、本当に相場が数字で動いてるんだって実感できた。今までデタラメにしか見えなかったチャートが、構造を持った生き物みたいに見えるようになったのは驚きだ。これなら、もう感覚的な高値掴みや狼狽売りで焦らなくて済むようになるかもしれないな!

その実感こそが重要です、Jさん。過去のデータ分析によって、エリオット波動とフィボナッチ比率が高い確率で機能することが示されています。ただし、将来の値動きを保証するものではありません。だからこそ、この視覚的な分析能力を磨き、他の分析手法やファンダメンタルズと組み合わせることが、より確かな投資判断に繋がるのです。TradingViewでの描画を通じて、相場を立体的に捉える練習を続けてください。
よくある質問
- QTradingViewの無料版でも今回紹介した機能は使えますか?
- A
はい、今回ご紹介したエリオット・インパルス波、フィボナッチ・リトレースメントなどの主要な描画ツールは、TradingViewの無料アカウントでも利用可能です。
描画したチャートの保存や、より多くのインジケーターを同時に表示したい場合は、有料プランへのアップグレードを検討しましょう。
- Qエリオット波動の描画ツールが見つかりません。
- A
ツールバーのアイコンは、ご自身の設定や画面サイズによって表示位置が変わる場合があります。
左側のツールバーの上から3番目か4番目にある「フィボナッチツール群」(通常、横線に扇のようなマーク)をクリックすると、ドロップダウンメニューの中に「エリオット・インパルス波 (5)」や「フィボナッチ・リトレースメント」が見つかるはずです。
それでも見つからない場合は、ツールバーを右クリックして「お気に入りに追加」などの設定を確認してみてください。
- Qエリオット波動のカウントがどうしても難しいのですが、コツはありますか?
- A
エリオット波動のカウントは経験が必要な部分もありますが、まずは明確なトレンドの転換点や高値・安値から波を数え始めるのがコツです。
そして、第2波が第1波の始点を割らない、第3波が最短にならない、といった3つの鉄則を常に意識しながら描画しましょう。異なる時間軸で検証し、他のテクニカル指標と組み合わせることで、徐々に精度が上がっていきます。
投資判断の多角化
テクニカル分析は市場のセンチメントを把握する強力なツールですが、企業の本質的価値を測るものではありません。ウォーレン・バフェットのような著名投資家も、ファンダメンタルズ分析に基づいて長期的な投資判断を行うことの重要性を説いています。テクニカル分析とファンダメンタルズ分析を組み合わせることで、より堅牢な投資戦略を構築できるでしょう。
まとめ
この記事では、TradingViewを使ってエリオット波動を描画し、その3つの鉄則を視覚的に確認する具体的な3ステップを整理しました。
無料アカウントでも利用できる強力な描画ツールとフィボナッチ・リトレースメントを組み合わせることで、初心者でも相場のパターンを読み解く第一歩を踏み出せます。
- TradingViewの描画ツールでエリオット波動を簡単に可視化
- フィボナッチ比率で波の妥当性を客観的に確認
- 異なる時間軸でフラクタル構造を捉え、相場の全体像を理解
書籍で学んだエリオット波動の理論をTradingViewという具体的なツールで実践することで、これまで「デタラメ」に見えていたチャート分析が「構造」として捉えられるようになります。
このスキルは、高値掴みや狼狽売りといった感情的な取引を減らし、より根拠に基づいた投資判断を下すための強力な武器となるでしょう。
ぜひ、この記事を参考にTradingViewでエリオット波動分析を始めてみてください。

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