はじめに:「AIにコード書かせる」は4強の選択になった
2026年現在、AIコーディングツールはClaude Code / Cursor / OpenAI Codex CLI / Google Antigravityの4強が市場を分け合っています。
どれもMCP(Model Context Protocol)に対応し、外部ツール接続も可能。差別化は「設計思想」と「強み」にあります。
Jさんは投資ブログ運営とPython自動化を兼ねるため、4ツール全部を試してみました。結論から言うと、用途別に使い分けるのが正解で、1つに絞る必要はありません。

全部試したけど、結局どれが「初心者の最初の1本」になる?

VS Code を既に使っているなら Cursor、これから始めるなら無料の Antigravity、長文コード読解が必要なら Claude Code、Microsoft環境なら Codex、という棲み分けが現実的です

じゃあまずは Antigravity の無料枠と Cursor の無料枠を試してみるか
AIコーディングツール選びで失う3つのもの(試算)
- お金: 4ツール全部契約すると月$80=年$960、用途未確定で複数契約継続するケースで年$240-$720が無駄になる試算
- 時間: 自分に合わないIDEで学習コストを払い続けると、目安として月5-10時間の生産性ロス
- 機会: Browser Agent や 200K コンテキスト等の決定打を知らずに『なんとなく』選ぶと、本来できる自動化を逃すケース
結論:用途別の使い分け早見表
- 長文コード読解・分析: Claude Code(200K context が最大の強み)
- VS Code 系IDE で日常作業: Cursor(成熟・Marketplace充実)
- Microsoft/GitHub 環境: OpenAI Codex CLI(90+ plugins)
- 無料でブラウザ自動操作: Google Antigravity(Browser Agent)
4ツール一覧表(2026年5月時点)
項目 Claude Code Cursor Codex CLI Antigravity 提供元 Anthropic Anysphere OpenAI Google 形態 ターミナル/Desktop VS Code系IDE CLI/IDE拡張 独自IDE+Browser 無料枠 Free/Pro/Max Hobby/Pro 無料/Plus Preview無料 有料($/月) $20/$100/$200 $20 $20+ $20(AI Pro) コンテキスト 200K(Sonnet) モデル依存 モデル依存 モデル依存 MCP対応 ◎ ◎ ◎ ◎ Browser Agent ✕ ✕(Playwright経由) ✕ ◎ 標準搭載 Marketplace Skills ◎ 大規模 90+ plugins 開発中
Claude Code(Anthropic)
強み
- 200K token のコンテキスト長: A4で300ページ分のコードを一度に読める
- Skills 機能: スキルファイルで動作カスタマイズ可能
- ターミナル文化との親和性: コマンドライン作業との一体感
弱み
- VS Code 統合は別途設定が必要
- IDE 標準のUI は提供されない(ターミナル中心)
投資用途
決算PDF丸ごと分析・Pine Script の長文生成 に最強。
Cursor(Anysphere)
強み
- VS Code 完全互換: 既存設定をそのまま移行
- Marketplace の充実: MCPサーバーをワンクリック導入
- タブ補完: コード書く速度が体感3倍
- 成熟度: 2023年から運用、安定
弱み
- 有料前提($20/月)の機能が中核
- Browser Agent は外部MCP(Playwright)経由
投資用途
EA自作・バックテストコード の日常的な編集に最適。
OpenAI Codex CLI
強み
- 2026年4月に90+ plugins を追加(Atlassian Rovo・CircleCI・GitLab Issues・Microsoft Suite・Render 等)
- OpenAI Agents SDK との統合
- CLI として軽量
弱み
- IDE 統合は Cursor ほど洗練されていない
- 日本語コミュニティは Claude/Cursor より小さい
投資用途
GitHub Issue 管理 + コード自動生成 + Microsoft Excel 連携 が一気通貫。
Google Antigravity
強み
- Browser Agent 標準搭載(唯一無二)
- Mission Control: 複数エージェント並列管理
- Artifacts: 計画・差分・実行録画を全保存
- 個人利用は無料(Public Preview)
弱み
- 新興プロダクト(2026年公開)で仕様変更が頻繁
- VS Code 設定インポートは可能だが完全互換ではない
投資用途
公式APIのない楽天証券・HYPER SBI 2 のWeb操作 に圧倒的優位。

Antigravity の Browser Agent は他にはない機能だね

ええ、AntigravityとClaude Code を併用するパターンが、投資領域では最も汎用性が高い組合せです
料金比較(個人プラン・2026年5月時点)
| ツール | 無料枠 | 有料(初級) | 有料(上級) |
|---|---|---|---|
| Claude Code | あり(制限) | Pro $20 | Max $100/$200 |
| Cursor | Hobby(制限) | Pro $20 | Business |
| Codex CLI | 無料(制限) | Plus $20+ | Enterprise |
| Antigravity | Preview無料 | AI Pro $20 | AI Ultra $100+ |
全ツールに無料枠あり。まず無料枠で2〜3週間試して、自分の用途に合うものを選ぶのが安全。
投資用途別の最適解
シーン別おすすめ
- チャート分析(TradingView連携) → Claude Code(200K context)
- EA自作(MT4/MT5) → Cursor(VS Code互換)
- moomoo自動売買 → Claude Code または Cursor(MCP接続)
- 楽天証券Web自動化 → Antigravity(Browser Agent)
- GitHub上の戦略バージョン管理 → Codex CLI(GitHub plugin)
- 長文の決算PDF読込 → Claude Code(200K context が必須)

決算PDFだけは Claude Code 一択、それ以外は使い分け、って覚えとこう
初心者向けロードマップ
初心者の最初の3ステップ
1. Antigravity を無料インストール(コーディング初心者でも触れる)
2. Cursor の Hobby プランで併用開始(VS Code 系の慣れたUI)
3. 必要に応じて Claude Pro を追加(長文処理が必要な時)

最初から有料に走らず、無料枠の組合せで「自分が一番触る作業はどれか」を見極めるのが失敗を避けやすい順番です

2週間試してから課金検討、というルールにする
AIコーディング選定ミスの危険信号5サイン
- Claude Pro / Cursor Pro / Codex Plus の3つ以上を同時契約している(月$60+)
- 過去6ヶ月で2回以上AIツールを乗り換えた(設定移行コストが蓄積)
- 『どれが一番いいか分からない』状態で6ヶ月以上有料を続けている
- Browser Agent / 長文コンテキスト等の決定打を一度も使っていない
- 無料枠を試さずいきなり有料に課金してしまった
いつまでに選定を確定すべきか(タイムプレッシャー)
AIコーディングツールは2026年に入って各社の値上げ・機能追加が加速しています。選定を後回しにするほど『なんとなく契約継続』のコストが累積するため、目安として下記タイミングでの見直しを推奨します。
見直しタイミングの目安
- 有料契約から3ヶ月時点: 利用頻度を集計し、月5回未満なら解約検討
- 有料累計$200超え: 自作 or オープンソース代替の検討ライン
- 次の値上げ告知前: 各社が四半期ごとに料金改定するケースあり
- 新NISA / 確定申告の繁忙期前: 業務集中期は乗り換えコストを払えない
- 年末年始の長期休暇: 設定移行に丸1日取れる唯一のタイミング
解決策の3ステップ(選定ミスから脱出する)
今日から始められる3ステップ
- ステップ1(30分): 4ツールの無料枠を全て登録(Antigravity は Public Preview で無料、Claude/Cursor/Codex は無料枠あり)。クレジットカード登録は最小限に。
- ステップ2(2週間): 1日1ツールで実際に投資コードを書く(EA・スクリーニング・ダッシュボード等)。生産性ログを残す。
- ステップ3(2週間後): 利用頻度TOP1のみ有料化→ 残り3つは無料枠で温存。Browser Agent 必要時のみ Antigravity 課金検討。
ポイント: 『全部試して2週間後に1本に絞る』ルールを最初に決めると、なんとなく複数契約継続の罠を避けられます。
まとめ
AIコーディング比較の3結論
1. 4ツール全てMCP対応 → 外部ツール接続性は横並び
2. 差別化は「設計思想」と「料金」、特にBrowser Agentの有無
3. 無料枠の組合せで2週間試してから課金判断






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