はじめに:Antigravityが「コーディングの新常識」を変えた
2025年末にGoogleが発表したAntigravityは、Cursor・Claude Code に続く新世代のAI統合開発環境(IDE)です。
VS Code 系のエディタを土台にしつつ、AIエージェントが計画→実装→テスト→デバッグまで自律的に進める設計が特徴です。
Jさんも最初は「またGoogleの新製品か」と半信半疑でしたが、無料公開されたPublic Previewを触ってみて、Cursor とは違う「エージェント主導」の感覚に驚きました。

Cursor との一番大きい違いって何?

Cursor は「AI に補完してもらう」設計。Antigravity は「AI に任せて、人間がレビューする」設計です。視点が180度違います

Cursor で補完を選ぶ感覚から、Antigravity でレビュアーに回る感覚へ、ってことか
結論:無料で試せる「エージェント主導」のIDE
- Antigravity: Google製のAIエージェント中心型IDE
- 料金: 2026年5月時点で Public Preview・個人利用は無料
- 三本柱: Mission Control / Artifacts / Browser Agent
- VS Code との関係: 既存の VS Code 設定をインポート可能
- 対応OS: Windows / macOS / Linux
- 公式サイト: antigravity.google
Antigravityとは何か
Google の Antigravity は、AIエージェントが自律的にコードを書き、テストし、デバッグまで完了させることを前提に設計された次世代IDEです。
従来のIDE(VS Code・Cursor)が「AIアシスタント付きエディタ」だったのに対し、Antigravity は「AIエージェントの司令塔」として動きます。
Antigravity の基本スペック(2026年5月時点)
- 開発元: Google
- 公開状況: Public Preview(無料)
- 必要なアカウント: Googleアカウント(個人Gmailで可)
- 基盤: VS Code 系エディタ
- AIモデル: Gemini系(裏側)
- 接続: MCP対応・90+ プラグイン(Codex同様)
- 商用利用: 規約範囲内で可
3つの中核機能
1. Mission Control(複数エージェント管理)
複数のAIエージェントを同時に走らせて、それぞれの進捗を1画面で管理できます。「Aエージェントはバックエンド実装、Bエージェントはフロントテスト」という分業が現実的になりました。
2. Artifacts(証跡管理)
AIが書いたコードの 計画書・差分・スクリーンショット・実行録画 を全てArtifactsとして保存。「なぜこの実装になったか」が後から検証できる設計です。
3. Browser Agent(独自価値)
ここが他のIDEと最も違う部分。ブラウザを直接操作するエージェント が組み込まれており、公式APIのないWebサービスでも自動化できます。

Browser Agent って、要するに Selenium 系の操作をAIが自然言語でできるってこと?

近いです。違いは「自然言語で指示するだけ」という点。『楽天証券にログインして保有銘柄一覧をCSV化』と書けば、AIがブラウザを開いて実行してくれます
料金体系(2026年5月時点)
プラン 料金 対象 Public Preview(個人) 無料 個人Gmailアカウント Google AI Pro 月20ドル前後 Google One Pro 経由 Google AI Ultra 月100ドル超 Google One Ultra 経由 Google Workspace AI Ultra 要見積 チーム・企業
個人利用は無料が継続中。ただしレート制限はあり、頻繁にエージェントを動かすとブロックされることがあります。
Cursor との違い
| 項目 | Antigravity | Cursor |
|---|---|---|
| 設計思想 | エージェント主導 | アシスタント主導 |
| 同時エージェント | Mission Control で複数 | 基本1つ |
| Browser Agent | ◎ 標準搭載 | ✕ なし |
| MCP対応 | ◎ | ◎ |
| VS Code 設定インポート | ◎ | ◎ |
| 料金(個人) | 無料(Preview) | $20/月(Pro) |
| 成熟度 | 新興(2026年公開) | 安定(2023年〜) |

無料で Browser Agent が使えるのは Antigravity だけか

その通り。投資ツールの自動操作という観点では Antigravity は唯一無二の選択肢になります
導入手順(5分で完了)
Antigravity 導入の5ステップ
1. antigravity.google にアクセス
2. インストーラーをダウンロード(OS別)
3. インストール後、Googleアカウントでログイン
4. (任意)VS Code 設定をインポート
5. Mission Control を起動 → 「最初のエージェントタスク」を入力
公式サイトの導入ガイドが充実しているため、コーディング初心者でも30分以内に動かせます。
投資用途:Browser Agent の独自価値
Antigravityが投資領域で光る3つの場面
1. 楽天証券Web版の自動操作: 公式API不在を Browser Agent で補完
2. HYPER SBI 2 のWeb操作: 同上
3. TradingView Web 版: Desktop アプリ非導入でも操作可
特に楽天証券は個人向けREST APIを公開していないため、これまで自動化は困難でした。Antigravity の Browser Agent なら、自然言語で「楽天証券にログインして昨日の損益をCSV化」と指示するだけで完了します。
ただし証券会社の利用規約上、自動操作が許可されているかは要確認。利用前にサポートに問い合わせるのが安全です。

これは公式APIなしの証券会社にとってゲームチェンジャーだな
注意点と落とし穴
1. レート制限あり: Public Preview のため大量実行はブロックされる
2. エージェント暴走リスク: 自動実行系は範囲を限定して使う
3. 利用規約確認: 証券会社・取引所の自動操作可否を必ず確認
4. 新興プロダクト: 仕様変更が頻繁。最新ドキュメントを参照
まとめ
Antigravity を今日から試す3ステップ
1. antigravity.google で無料インストール
2. Mission Control で簡単なコーディングタスクを試す
3. Browser Agent で「いつも手動でやっているWeb操作」を1つ自動化する


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