はじめに:「Claudeにチャートを読ませる」が現実になった
TradingView でテクニカル分析している人なら、毎日3〜10銘柄のチャートをチェックする手間に時間を取られているはずです。Jさんも、米国株10銘柄+日本株5銘柄の毎朝チェックに30分かけていました。
それが、2026年初頭に公開された TradingView MCP で一変します。Claude Code から「NVDAの直近1ヶ月をテクニカル分析して」と打つだけで、ローソク足・移動平均線・出来高を読み取って分析レポートを返してくれます。

要するに、TradingView のチャートを Claude が直接読めるようになるってこと?

その通り。Chrome DevTools Protocol という技術で、Claude が TradingView Desktop アプリの画面を直接見て、価格・指標値・出来高を取得できます

30分の作業が5分で済むなら、もうこれは導入しない理由がないな
結論:78ツールでチャート分析を自動化
- TradingView MCP: tradesdontlie/tradingview-mcp(または LewisWJackson fork)
- ツール数: 78個(chart_get_state / data_get_study_values 等)
- GitHub star: 2,800超(2026-05時点)
- 接続方式: Chrome DevTools Protocol(CDP)
- 必須: TradingView Pro 以上 + Claude Code + Node.js + TradingView Desktop アプリ
TradingView MCP とは何か
Claude Code のような MCP クライアントから、TradingView Desktop アプリを直接操作するための MCP サーバー です。
TradingView MCP の主要スペック(2026年5月時点)
- リポジトリ: tradesdontlie/tradingview-mcp(原典)
- 推奨 fork: LewisWJackson/tradingview-mcp-jackson(morning brief・rules.json対応)
- 技術: Node.js + Chrome DevTools Protocol(CDP)
- 接続ポート: 9222(CDPデフォルト)
- ツール数: 78個
- 提供形態: オープンソース(MIT等)
- TradingView Web版対応: 不可(Desktop アプリ必須)

Desktop アプリの起動オプションに `–remote-debugging-port=9222` を付けて起動することで、Claude がアプリを「見える」状態になります
必要要件
| 項目 | 必要条件 |
|---|---|
| TradingView プラン | Pro 以上(無料プランは不可) |
| OS | Windows / macOS / Linux |
| Node.js | v18 以上 |
| Claude Code | Free以上(Pro推奨) |
| TradingView Desktop | 最新版アプリ |
| GitHub | (fork取得用、任意) |
TradingView 無料プランでは MCP 接続不可。テクニカル分析を本格的にやるなら Pro 以上の契約が前提です。
導入手順 5ステップ(30分で完了)
TradingView MCP 接続の5ステップ
1. Node.js v18 以上をインストール(nodejs.org)
2. TradingView Desktop アプリを CDP モードで起動(–remote-debugging-port=9222)
3. GitHub から MCP サーバーを clone: `git clone https://github.com/LewisWJackson/tradingview-mcp-jackson`
4. claude_desktop_config.json に MCP サーバー設定追加(パス指定)
5. Claude Code 再起動 → 「TradingView を開いている?」と聞く
設定ファイル例:
{
"mcpServers": {
"tradingview": {
"command": "node",
"args": ["/path/to/tradingview-mcp-jackson/index.js"]
}
}
}
各OS の詳細手順は公式 README に書かれています。WindowsとmacOS でパス区切り文字が違う ので注意。
活用パターン 5つ
パターン1: 単一銘柄のテクニカル分析
「NVDA の直近1ヶ月をテクニカル分析して。
RSI、MACD、移動平均線(5/25/75日)、出来高を見て、
トレンドの方向性と次のサポートライン・レジスタンスラインを示して」
5分で投資判断材料が揃います。
パターン2: 複数銘柄一括スクリーニング
「watchlist の10銘柄について、それぞれ RSI が30以下のもの、
50日線をクロスしたばかりのもの、出来高が直近平均の1.5倍以上のものを
リストアップして」
朝のチェック作業が3分に短縮。
パターン3: Pine Script の自動生成
「『RSI < 30 かつ MACD ヒストグラムが正に転換』で買い、
『RSI > 70 または 5日線が25日線を下抜け』で売る戦略を
Pine Script で書いて」
Claudeが Pine Script v5 コードを生成 → TradingView に貼り付けて即バックテスト。
パターン4: バックテスト結果の分析
「このバックテスト結果のスクリーンショットを読んで、
勝率・平均利益・最大ドローダウンを抽出して
同様の戦略との優劣を判定して」
数値の手入力が不要に。
パターン5: 日本株への応用(注意点あり)
日本株もTradingViewで表示できるが、ティッカーシンボルが異なる(例: 7203 = TYO:7203)。Claudeに「日本株7203について」と聞くだけだと反応しない場合があり、フルシンボルを明示する。

ZennとQiitaで実装例の記事が増えてるから、つまづいても情報は見つかりそうだな

2026-05時点で日本語の実装事例が複数公開されており、tanizya氏の「+52.8% バックテスト」記事のように具体的成果も報告されています
Pine Script 生成のコツ
Pine Script を Claude に書かせる時のプロンプト設計
1. 戦略を日本語で明確に定義(買いシグナル・売りシグナル・損切り・利確)
2. Pine Script v5 を指定(v4 は古い)
3. バックテスト結果のサンプル期間を指定(例: 2020年〜2025年)
4. コメントを日本語で詳細にと指示(保守性)
5. エラーが出たら全文を Claude に貼り戻す(修正もしてくれる)
注意点と落とし穴
1. TradingView 無料プランでは MCP 不可:Pro 契約が前提
2. TradingView Desktop アプリ必須:Web 版では接続できない
3. CDP ポート9222 を開けたまま放置しない:セキュリティリスク
4. AIの分析は判断補助:最終的な売買判断は人間が下す
5. fork選びは慎重に:LewisWJackson fork が最新(Desktop v2.14+対応)

CDPポート開けっぱなしは脆弱性になりかねないから、使い終わったら閉じる癖をつけよう
まとめ
TradingView × Claude 導入の3ステップ
1. TradingView Pro を契約(または既契約を確認)
2. LewisWJackson fork を clone → claude_desktop_config.json に設定
3. 「watchlist の銘柄を分析して」と打って5分で結果を確認





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