「何もしていない」のに貧乏になる
スーパーから帰ってきた私は、レシートを見て溜息をついた。

おいおい、卵も牛乳もまた値上げかよ…。
給料は上がらんのに物価だけ上がりやがって。
日本企業は庶民をいじめて楽しいのか?

Jさん、それは企業のせいだけではありません。
Jさんが大事に抱え込んでいる『日本円』の価値が下がっている(円安)のが大きな原因です。

円の価値? 何言ってんだ。俺の貯金通帳の『1000万円』は、1円も減ってないぞ。
銀行に預けてあるんだから安全だろ?

数字は変わっていなくても『買えるモノの量』は激減していますよ。
それを投資の世界では『資産が目減りしている』と言います。
iPhoneが教えてくれる残酷な現実
AIは、歴代iPhoneの価格表を見せた。


分かりやすい例を出しましょう。 数年前、iPhoneは約8万円で買えましたよね。
今はいくらですか?

最新のは…15万円くらいするな。
高すぎて買えんわ!

アメリカでのドル価格はそこまで変わっていないのに、日本円での価格だけが倍近くになっています。 これはiPhoneが高くなったのではなく『日本円が弱くなって、たくさん払わないと交換してもらえなくなった』んです。

ぐぬぬ…。
昔は1000万円あれば高級車が買えたけど、今は軽自動車しか買えない…みたいな話か。

そうです。 Jさんが『元本保証だ!』と言って銀行に放置している間に、その1000万円の実質的な価値は800万、700万へと静かに、確実に溶けているんです。
日本への「一点張り」は危険すぎる

投資の世界には『卵を一つのカゴに盛るな(分散投資せよ)』という格言がありますよね。
Jさんの資産状況はこうです。
- 給料:日本円
- 貯金:日本円
- 退職金:日本円
- 年金:日本円
- 自宅:日本の不動産

これ、『日本という国に全財産をフルベット(一点賭け)』しているのと同じですよ。
もし日本がこのまま衰退して1ドル200円、300円になったらどうしますか?

ひぃぃ! 海外旅行にも行けないし、輸入食料も高くて買えなくなる!
『日本心中』セットじゃないか!
「S&P500」や「オルカン」が保険になる

じゃあどうすればいいんだ!
今すぐ銀行に行って円をドル札に両替してタンスに入れとけばいいのか?

そんな面倒なことはしなくていいです。
JさんがNISAで買っている『S&P500』や『オルカン(全世界株式)』を思い出してください。

あれは投資信託だろ?

あれらの中身は『米国株(ドル資産)』です。 Jさんが円で投資信託を買うと裏側では自動的にドルに両替されて米国株が買われています。 つまりS&P500を持つということは、資産の一部をドルで持つのと同じ効果があるんです。

えっ!? そうなのか!
じゃあ、円安になれば…?

円安になればなるほど、Jさんの投資信託の評価額(円換算)は増えます。
これがスーパーの値上げ(インフレ)に対する『最強の保険』になるんです。
- 円高の時:海外旅行が安くてハッピー
- 円安の時:投資信託が増えてハッピー

どちらに転んでも大丈夫な状態を作る。
これが『国際分散投資』の真の意味です。
結論:「円」と「ドル」を半々持て

なるほどな…。 『貯金=安全』っていうのは、昭和の幻想だったんだな。
これからは意識して円以外の資産を持たないと生き残れないのか。

理想は『資産の半分は外貨(外国株)』ですね。
そうすれば、日本円が暴落しても資産の半分は守られますから。

半分か…。まだ怖いけど、コツコツ増やしていくよ。
次回予告
円安への恐怖で投資の重要性を再認識したJ。
「よし、ドル資産を買うぞ! でも、いつ買えばいい? 今が円安のピークかもしれないし、明日暴落するかもしれないし…タイミングが分からん!」
AIは静かに答える。 「タイミングなんてプロでも分かりません。 だからこそ『魔法の買い方』があるんです。」
次回、誰でも勝てる投資の王道テクニック。 「ドルコスト平均法とは?暴落時こそ「安くたくさん買える」積立投資の魔法」。
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