アメリカ政府が「コレ」を国家備蓄資産にした
NISAで「オルカン」と「S&P500」を買う決意を固めたJ。
しかし、最近のニュースは騒がしい。
「トランプ大統領、ビットコインを戦略的国家備蓄に指定」
「米国政府、32万8千BTCを保有中。世界最大の国家保有者へ」
ニュースアプリを眺めていた私は、思わずアイの画面を呼び出した。

ねぇアイちゃん。ビットコインって1枚1000万円以上するんだろ?あんなもの、ただの電子データじゃないのか。詐欺でしょ?

Jさん、少し前まではその認識で正解でした。でも今は違います。2025年3月、トランプ大統領は「ビットコインを金(ゴールド)や石油のような国家戦略資産として永久保有する」という大統領令に署名しました。

国が買ってるの!?

それだけではありません。ブラックロック、フィデリティ、シティグループ……世界最大級の金融機関が次々とビットコインの管理・保管サービスを開始しています。あなたが「怪しい」と思っていたものを、世界最大のプロが「資産」として扱い始めたんです。
なぜ「電子データ」に価値があるのか? 希少性の正体

でも理屈が分からないよ。紙切れや電子データに、なんで金塊と同じ価値があるんだ?

では聞きますね。日本円は誰が増やせますか?

日本銀行……政府?

正解。政府は「量的緩和」と称していくらでもお金を印刷できます。その結果が最近の物価高です。円の価値が薄まっているんですよ。

ビットコインは違います。プログラムによって「発行枚数は2100万枚まで」と永遠に変えられない制限がかかっています。しかも現在すでに約2000万枚が発掘済み。残りはあと約100万枚だけです。

残り100万枚……?

金(ゴールド)が希少だから価値があるのと同じ理屈です。でも金と違い、ビットコインは持ち運べて、分割できて、国境を越えて送れます。だから世界中の投資家が「デジタルゴールド」と呼ぶのです。

値動きは「暴れ馬」、でも性質が変わってきた

よし、分かった!退職金を全部突っ込もう!

絶対にやめてください。Jさん、ビットコインは2025年1月に1BTCあたり109,225ドル(約1,693万円)の最高値をつけた後、2026年3月現在は約67,000ドル(約1,040万円)まで下落しています。その振れ幅は株式の比ではありません。

うわ、1,693万から1,040万って、約38%も下がってるじゃないか……。やっぱり危ない!

ただ、一点重要な変化があります。以前の暴落は個人投資家の「狼狽売り」が主な原因でした。今は機関投資家が急落局面を「買い場」として積極的に拾っています。直近だけでも3日間で約11億ドルのETF買い入れが記録されました。乱暴さは残りつつも、底値がじわじわと切り上がっている、そういう資産に変わりつつあります。
47歳が持つとしたら「スパイス」として5%以内

じゃあ具体的にどのくらい持てばいいんだ?

ポートフォリオの5%以内をおすすめします。たとえばNISAやiDeCoで900万円を積み立てているなら、ビットコインは45万円分まで。これなら仮に価値がゼロになっても他の資産への影響は軽微です。逆にビットコインが仮に3倍になれば、ポートフォリオ全体が約10%押し上げられる計算です。

宝くじより理屈がある「スパイス」か。でも日本でも買えるの?

はい。コインチェックやビットフライヤーといった国内取引所なら、500円からスマホで購入できます。証券会社でも一部取り扱いが始まっています。まずは数千円で「1円以下の単位」から保有するだけでも、相場の動きへの理解がグッと深まりますよ。
次回予告
アメリカ政府までもが「デジタルゴールド」を買い始めた現実を知ったJ。
しかし、アイはすかさずこう言った。
「デジタルな金の話が出たところで、Jさん。本物の金(ゴールド)についても話しておきましょう。株も仮想通貨も暴落するとき、唯一逆行して上がる資産があります。」
次回、「金(ゴールド)投資の始め方|株価暴落時に資産を守る『最強のエアバッグ』としての活用法」
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