はじめに:楽天証券ユーザー向けの「公式ルート」自動化
楽天証券で取引している投資家にとって、自動売買の選択肢は限られています。SBI証券と同様、個人向け公式REST APIは公開されていない からです。
しかし楽天証券には独自の強みがあります。マーケットスピード II RSS という公式機能で、Excel に株価・板情報・指標値をリアルタイム取得できる仕組みです。さらに アルゴ注文 という条件付き自動発注機能も標準搭載。
この2つを組み合わせ、間に AI を挟むことで、規約リスクを抑えて分析と発注設計を自動化 できます。

要するに、Excel に株価を引いてきて、Claude にそれを読ませて、楽天証券側のアルゴ注文を組み立てる流れ?

その通りです。RSS関数(=MarketSpeed.Quote 等)で取得した値を、Claude が分析し、人間が楽天証券のアルゴ注文画面で条件を設定する流れです。全て公式ルートなので安心して使えます

規約リスクを抑えて AI 連携が実現できるなら、楽天証券メインの人には嬉しい
結論:公式ルートで「分析自動化 + 半自動発注」
- マーケットスピード II RSS: 楽天証券公式の Excel リアルタイム連携機能
- 取得可能データ: 株価・板情報・歩み値・テクニカル指標・チャートデータ
- AI接続経路: Excel → Claude / Cursor で読込・分析
- 発注経路: AI が条件を設計 → 楽天証券のアルゴ注文で実装
- 規約上の安全性: 全て公式機能のため問題なし
マーケットスピード II RSSとは
楽天証券が提供する Excel連携機能。マーケットスピード II(無料で利用可能・口座保有者向け)と連動して、Excelに RSS関数を書くだけで株価・板・指標がリアルタイム反映されます。
マーケットスピード II RSS の基本(2026年5月時点)
- 提供元: 楽天証券
- 利用条件: 楽天証券口座 + マーケットスピード II アプリ
- 料金: 無料(口座保有者向け)
- 対応OS: Windows
- 主要関数: =RssQuote / =RssMarket / =RssBoard / =RssIndex 等
- 取得頻度: リアルタイム(板情報も)
- 銘柄数: 東証全銘柄 + 米国株一部

マーケットスピード II RSS は Excel ユーザーから根強い支持があり、関数のリファレンスも豊富です。Pythonと違って「Excelしか触れない人」でも実装できる敷居の低さが利点
RSS関数の基本
主要な関数の例(実際の関数名は楽天証券公式のリファレンス参照):
| 関数 | 用途 | 例 |
|---|---|---|
| =RssQuote(“7203”, “現在値”) | 現在値取得 | トヨタ現在値 |
| =RssQuote(“AAPL”, “現在値”) | 米国株現在値 | Apple現在値 |
| =RssBoard(“7203”, 1, “売気配”) | 板情報 | 第1売気配 |
| =RssIndex(“日経平均”, “現在値”) | 指数 | 日経平均 |
| =RssMarket(“7203”, “5日線”) | 5日移動平均 | テクニカル指標 |
これらをExcelに並べれば、100銘柄のリアルタイム監視画面が数十分で構築できます。
Excel→AI接続の3手法
手法1: Excel保存 → Claude に読込
最もシンプル。Excel を CSV/XLSX で保存 → Claude Code で読込 → 分析依頼。
「この保有銘柄リスト(attached.xlsx)で
RSI<30 かつ 出来高が直近5日平均の1.5倍以上の銘柄を抽出して」
手法2: PowerQuery でClaude APIを呼ぶ
Excel の PowerQuery 機能で Claude API を直接呼び出す カスタム関数を定義。Excelセル内で `=ClaudeAnalysis(A1:A10)` のような書き方が可能に。
手法3: VBAマクロで自動化
Excel のVBA で Claude APIを定期コール → 結果を別シートに書き込み。完全自動化に最も近い形。

手法1なら今日から始められそう。手法2と3は段階的にやるイメージか
活用パターン4つ
パターン1: 朝の銘柄スクリーニング
毎朝、Excel に保有100銘柄の RSS データを取得 → Claude に「上昇余地のある銘柄を5本」と聞く → 楽天証券で個別チェック。
パターン2: 板情報の異常検知
板情報を RSS で取得 → 5分間隔で Claude に渡す → 「異常な大口注文があれば通知」。
パターン3: アルゴ注文の条件設計
Claude に過去データを与えて「最適なエントリー条件」を設計させる。条件をそのまま 楽天証券のアルゴ注文画面 に入力。
パターン4: パフォーマンスレポート自動生成
取引履歴を Excel に出力 → Claude に「先月のパフォーマンス分析と改善案」と指示 → 月次レポート完成。
アルゴ注文の設計:AIに条件を考えさせる
楽天証券の アルゴ注文 は条件を満たした時に自動発注する公式機能。
アルゴ注文 + AI のフロー
1. 過去6ヶ月の取引履歴を Excel に出力
2. 「成功パターン」「失敗パターン」を Claude に学習させる
3. AIが推奨するエントリー条件を抽出(例: 「RSI<25 かつ 出来高1.8倍 かつ 5日線上向き」)
4. 楽天証券のアルゴ注文画面で条件設定
5. デモ的に1週間運用してパフォーマンス確認

アルゴ注文 + AI の組合せは、「自動化したいけど規約は守りたい」というニーズに完全に合致します

これは現実的だ。AI に戦略を考えさせて、公式機能で実装する流れだな
HYPER SBI 2 との比較
| 項目 | マーケットスピード II RSS | HYPER SBI 2 |
|---|---|---|
| Excel連携 | ◎ 標準・豊富な関数 | △ 一部対応 |
| アルゴ注文 | ◎ 公式機能 | ◎ 公式機能 |
| AI連携の規約安全性 | ◎ 全て公式ルート | △ 非公式手段あり |
| 利用料金 | 無料 | 無料 |
| 対応OS | Windows | Windows / Mac |
「規約安全性」では楽天証券(マーケットスピード II RSS)が一歩リード。
注意点と落とし穴
1. Windows必須: マーケットスピード II は Windowsアプリ
2. 常時起動: RSS取得はマーケットスピード II 起動中のみ動作
3. アルゴ注文の事前学習: 公式チュートリアル必読
4. AIの分析は判断補助: 最終判断は人間
5. 税金処理: 確定申告は通常通り
まとめ
楽天証券ユーザーがAI連携を始める3ステップ
1. マーケットスピード II をインストール(口座保有者は無料)
2. Excel に RSS関数で保有銘柄一覧を作成
3. Excel を Claude に渡して「今日のスクリーニング」を依頼





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