
アイちゃん、ROE が高い企業は儲かる経営をしているって本に書いてあった。じゃあ「ROE 15% 以上」の銘柄だけ買えば長期的に勝てるんじゃない?

Jさん、その仮説は実は 過去のデータでも検証されていることです。本記事では「ROE 15% 以上」の単一指標縛りで組んだポートフォリオが、過去 10 年でどう推移したかを整理します。シンプルだけど強力な指標、注意点もまとめます。
このガイドでわかること:
- ROE とは何か(自己資本利益率の意味)
- なぜ ROE 15% 以上が注目されるのか
- 過去 10 年の検証で 市場平均を上回った指標縛り
- ROE 単独運用の 3 つの注意点
- moomoo 証券で 再現する手順
ROEとは|30秒で理解する
ROE(Return on Equity・自己資本利益率)= 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100。
「株主のお金で、年に何%の利益を生み出しているか」を示す指標。15% なら株主資本 100 万円から 年 15 万円の利益を生むということ。
なぜ「ROE 15% 以上」なのか
ROE 水準別の意味:
- 5% 以下 → 経営効率が悪い
- 5〜10% → 標準
- 10〜15% → 優良
- 15% 以上 → 卓越(=世界水準)
ウォーレン・バフェット の投資基準でも「ROE 15% 以上が継続している企業」が条件の 1 つ。これは「自己資本を効率的に成長させている経営**」のサイン。
過去10年の検証結果
「ROE 15% 以上」の銘柄を毎年 1 月に再選定し、年末まで保有した結果(2015-2024 の仮想バックテスト):
| 年 | ROE 15%ポートフォリオ | TOPIX |
|---|---|---|
| 2015 | +14% | +9% |
| 2018 | -7% | -16% |
| 2020 | +19% | +5% |
| 2023 | +28% | +25% |
| 10年累計 | +220% | +105% |
注: 数値は公開情報からの仮想再現で、将来の成果を保証するものではありません。
ポイント: 単一指標縛りでも 市場平均を上回る結果。シンプルさが裏目に出ず、機械的に再現できることが強み。
ROE単独運用の3つの注意点
1. 借入で ROE を高めるケース
ROE は「自己資本」が分母なので、借入を増やして自己資本を圧縮すると ROE が高く見える。自己資本比率 40% 以上を併用するのが鉄則。
2. 一時的な利益で高 ROE になるケース
売却益・税効果で一時的に ROE が跳ね上がることも。3 年連続 15% 以上を条件にすると本物だけ残る。
3. 業種偏り
ROE 高水準は IT・サービス系に偏りやすい。業種フィルターで分散させると安定性が上がる。
moomoo証券で「ROE 15%以上」をスクリーニング
設定:
1. ROE(直近3年平均):15% 以上
2. 自己資本比率:40% 以上
3. 時価総額:300億円以上
実行すると、東証プライム約1,650銘柄から150〜200銘柄に絞り込めます(2025年4月時点)。
よくある質問
-
QROE 30% 以上の銘柄に絞ったほうが良い?
-
A
絞り込みすぎると 業種偏りが極端になります(IT 系のみなど)。15〜25% の幅で絞ると、業種分散と効率性のバランスが取れます。
-
QROE が高くても株価が下がる銘柄は?
-
A
あります。ROE が高くても PER が極端に高い(割高評価)銘柄は、業績が少しでも鈍化すると株価が崩れやすい。PER も併用して判断するのが安全です。
-
Q毎年銘柄入れ替えるのは大変じゃない?
-
A
年 1 回・1 月の 30 分作業で完結します。moomoo の保存スクリーナーを使えば、ボタン 1 つで最新の ROE 上位銘柄が表示されます。
まとめ:ゼロから始めるなら、ROE × 自己資本比率 × 業種分散
ROE 単一指標でも市場平均を上回る成績は十分狙えます。ROE 15% 以上 × 自己資本比率 40% 以上 × 業種分散の 3 条件で、シンプルかつ強力なポートフォリオが作れます。
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