「手数料貧乏」の恐怖
NISAで税金がタダになると知り、私は次の心配をしていた。
短期売買を繰り返すとボディブローのように効いてくるコスト。そう、「売買手数料」だ。

なぁアイちゃん。 俺の記憶だと株を1回注文するのに3,000円くらい手数料がかかったはずだ。 買って売って往復で6,000円…。 これじゃあ少額でデイトレードなんてしたら手数料だけで破産するぞ?

……Jさん、いつの時代の話をしていますか?
それは駅前の証券会社の窓口でお茶を出されながら注文していた頃の話ですよね。

ネット証券でも1回500円とか1000円はかかるだろ?
チリも積もれば山となる。バカにならんコストだ。

いいえ。
Jさんが今回開設したSBI証券(または楽天証券)の日本株手数料はいくらだと思いますか?
衝撃の「ゼロ革命」
AIはスマホの画面を突きつけてきた。 そこには信じられない数字が並んでいた。

正解は『0円』です。

……は? ゼロ? 100万円分買っても?

はい。100万円でも、1000万円でも、何度取引しても0円です。
SBI証券の『ゼロ革命』や楽天証券の『ゼロコース』など、
主要なネット証券では日本株の手数料無料化が常識になりつつあります。

な、なんだってー!?
証券会社はどうやって飯を食ってるんだ!?
タダ働きじゃないか!

彼らは信用取引の金利や外国株の手数料、投資信託の信託報酬などで利益を出しています。
もう『現物株の売買手数料』で稼ぐ時代は終わったんですよ。
対面証券 vs ネット証券
私は20年前、電話で注文していた時のことを思い出した。
「あーもしもし、ソニーを1000株買ってくれ。え? 手数料? わかったわかった」
あの時払っていた数万円は、何だったんだ。

昔の対面証券が高かったのは『人件費』です。
営業マンが家に来て世間話をして、おすすめの株(会社が売りたい株)を提案する。
そのサービス代が含まれていたんです。

確かに…。 よく営業の人が来て『この投信買いませんか』ってしつこかったな。
断るのも大変だった。

ネット証券は銘柄選びも注文もすべて『自己責任』でやる代わりに、余計なコストを極限まで削っています。 営業マンに邪魔されず、手数料もタダ。 自分の頭で考えられる人にとっては天国のような環境です。
「1株(ワン株)」から買える時代

でもよ、手数料がタダでも、株を買うには100株単位で金が必要だろ?
ユニクロ(ファーストリテイリング)なんて買おうとしたら500万円くらい必要じゃないか。
やっぱり金持ちの遊びだよ。

それも古いです。
今は『単元未満株(S株・かぶミニ)』と言って、1株から買える仕組みがあります。

1株!? じゃあ、ユニクロが5万円くらいで買えるのか?

そうです。トヨタなら3000円、三菱UFJなら1500円くらいで株主になれます。
お小遣い制のJさんでも、ランチ1回分で大企業のオーナーになれるんですよ。

すげぇ…。 手数料タダで、1株から買える。
これじゃあ『金がないから投資できない』なんて言い訳、もう通用しないな。
次回予告
「NISA」と「手数料無料」。 最強の盾と最強の軽さを手に入れたJ。 国内の環境は完璧だ。
しかしAIは冷ややかに告げる。
「Jさん、まだ『日本株』だけにこだわっているんですか? 世界を見てください」と。
次回、「S&P500とは?「寝てても勝手に増える」最強の米国株指数を30年のチャートで解説」。
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